訪問看護の現場では、連携の質がケアの質を左右します。サクラボ訪問看護では、迅速で丁寧な情報共有を徹底し、医療・介護関係者から高い信頼を得ています。
本記事では、現場で実践されている効果的な情報共有の取り組みと、連携を支える姿勢について紹介します。ぜひ、ご覧ください。
サクラボ訪問看護の成功談
サクラボ訪問看護ステーションでは、とくに情報連携で各連携機関にお褒めの言葉をいただく機会が多いです。本当にスタッフには感謝しかありません。
今回は、実際にサクラボ訪問看護ステーションが意識していることを共有していきます。
サクラボが褒められるポイント
サクラボ訪問看護では、「連携が取りやすい」と他職種から評価されることが多くあります。とくに、緊急時の報告の早さや、日常的な情報共有の丁寧さは大きな強みです。
急変時には即座に主治医やケアマネジャーへ電話連絡を行い、判断を仰ぎながら初動対応を進めます。現場では「サクラボさんは報告が早くて助かる」と言われることが多く、これは全スタッフが共通の行動基準を持っているからこそ実現できている部分です。
事前共有の姿勢も高く評価されており、訪問前に「こういったリスクがありそうです」といった情報を他職種へ共有することで、予防的なケアにつなげています。ケアマネジャーや訪問診療の医師から「サクラボは本当に連携しやすい」と言われるのは、こうした細やかな積み重ねの結果です。
情報共有不足が招くリスク
情報共有の不足は、医療や介護の現場に大きな混乱を招きます。少しの伝達ミスが重篤化や不信感につながることも考えられます。
ここでは、サクラボが実践から学んだリスクと改善策を解説します。
情報伝達の遅れが引き起こす医療的リスク
情報共有が不足すると、医療や介護の質に大きな影響を及ぼします。サクラボの現場でも、連絡のタイミングが遅れたことで、対応が遅れてしまったケースを別事業所で聞きました。
発熱や血圧上昇などの変化を「次の訪問時に伝えよう」と先延ばしにすると、主治医の判断が遅れ、結果的に容態が悪化するリスクがあります。
その後、サクラボでは報告のタイミングを明確化を目指しています。小さな変化でも「気づいたらすぐ共有」を合言葉に、初動の迅速化を図っています。これにより、重篤化やターミナル時にも対応ができているケースも増加中です。
ケアの質低下と利用者・家族への影響
情報共有不足は、ケアプランのずれや家族の不安にもつながります。サクラボでも記録の統一と共有スピードの改善により、関係者全員が同じ情報をリアルタイムで把握できるように意識中です。
また、家族説明にも力を入れています。状態変化の背景や対応内容を丁寧に伝えることで、不安を軽減し、信頼関係を築くことができています。
連携に必要な基本姿勢
多職種が関わる在宅医療では、連携の根本に「信頼」が欠かせません。サクラボが大切にしているのは、相手の立場を理解し、互いを尊重し合うことです。その姿勢が強いチームづくりにつながっています。
一緒に重要な基本姿勢を確認していきましょう。
連携に必要な基本姿勢
連携の出発点は、相互理解と信頼関係の構築です。サクラボでは、医師・ケアマネジャー・訪問介護員など多職種との関係を「顔の見える関係」にすることを意識しています。
定期的なカンファレンスを実施し、立場や職種を超えて意見交換を行うことで、互いの専門性を尊重しながら共通目標(利用者の生活の質向上)に向かっています。こうした取り組みが、日常の信頼関係にも良い影響を与えるこが可能です。
双方向のコミュニケーションを意識する
サクラボでは、一方的な報告で終わらない双方向のコミュニケーションを重視しています。ICTツールを用いて記録を共有するだけでなく、「記録の背景」や「判断理由」まで言葉で補足するよう心がけています。これにより、単なるデータ共有にとどまらず、理解と納得を伴う連携が実現しています。
さらに「相手の立場で考える」姿勢を常に意識中です。連携は“情報交換”ではなく“信頼を築く行為”という考え方を浸透させています。
効果的な情報共有
スムーズな連携には、仕組みと意識の両立が求められます。サクラボでは、ICTを活用しながら“生きた情報”を共有する体制を構築しています。
現場での実践例をもとに、効果的な共有のコツを紹介します。
情報共有の基本原則とタイミング
サクラボでは、情報共有を円滑に行うために「明確・迅速・統一」を原則としています。必要な情報を整理し、優先順位をつけてタイムリーに伝えることで、ミスを防ぎ、判断をスムーズにしています。
電子記録システムの活用
情報を確実に共有するため、サクラボでは電子記録システムを使用しています。バイタルサインや生活状況などを定型項目で入力することで、スタッフ間の理解のズレを防いでいます。
タブレットやスマートフォンから即時入力・閲覧が可能な体制を整えました。緊急時は電話報告と同時に記録を更新することで、判断までの時間を短縮しています。
チーム全体でつなぐ“生きた情報共有”
サクラボ訪問看護では、情報共有を単なる“記録”ではなく、“チームでつなぐ情報の循環”と考えています。記録を残すだけで終わらせず、「この情報を誰に、どんなタイミングで伝えるべきか」を常に意識しています。
たとえば、利用者の体調変化があった際には、担当者だけでなく必要に応じて全スタッフが内容を確認できる共有ルームに即時投稿します。これにより、誰が・いつ・どのように対応しているかが可視化され、チーム全体で利用者の状態を把握することが可能です。
まとめ
医療・介護の連携において、情報共有は“命を支える基盤”です。サクラボ訪問看護が評価されている理由は、特別なシステムを使っているからではなく、日常の積み重ねを徹底しているからです。
緊急時の報告、定期的な共有、そして事前の準備。この一つひとつが信頼を形づくり、結果として「連携しやすい事業所」として認知されています。
ICTを活用しつつも、人の温かさを忘れない。効率と共感を両立させることこそが、これからの訪問看護の在り方です。情報共有を“作業”ではなく“対話”として続けていくことで、サクラボはこれからも地域の安心を支えていくでしょう。
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私たちも訪問看護の運営や制度対応で、情報不足に悩んだ経験があります。
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